OLのKairi、ネイリストのHiroyo、Newtralというアパレルを主宰するRuka、『UNION TOKYO』スタッフのAnna、
スケートショップスタッフのSora、大阪の『COFLO』で働くSaeの6人で構成されたガールズクルー Rooty Toot Toots。
彼女たちの主な活動は、音楽イベント「GOOD OLD MUSIC」の開催やアパレルグッズの展開のほか、
地方でもポップアップなどを行うなど多岐にわたる。
活動を始めたきっかけ
そんな個性豊かな彼女たちの出会いは、東京・渋谷だ。
「渋谷付近で出会って、それぞれに共通点がびっくりするぐらい多かったこともあって、自然と遊ぶようになって。
最初はクルーとして活動していたわけではなくて、単純になにか自分たちの好きなものを作ろうということで始まりました。
そのときは、“自分たちが欲しいけど、でもこれはメンズの
サイズしかないよね。
じゃあ自分たちで作ろうか”というような、遊びの延長線のようなテンションでしたね」。
仕事終わりには毎日のように集まり、気付いたときにはクルーで活動するようになっていたと話す。
彼女たちがフィールドブーツを選ぶルーツはきっとここにあるのだろう。
Rooty Toot Tootsが主催する音楽イベント「GOOD OLD MUSIC」もそんなノリで始まったもののひとつ。
「私たちは1990年代のヒップホップや、ブーンバップ、R&Bなどの音楽が好きで、そういうのをみんなで聴ける場所が
欲しかったんです。
好きなアーティストをゲストとして呼んだり、新しい楽しみを増やすといった意味合いで始めました」。
周りの人への感謝
「大阪に住んでいるSaeのおかげで大阪との繋がりができて、関西方面の友達がより近い存在になりました。
私たちは渋谷で出会っているけれど渋谷だけがコミュニティではないというか、
それもまた、ルーティのいいところだと思います」。
イベントで知り合った友だちが次のイベントに友だちを呼び、コミュニティが広がっていく。
最近では、新潟など地方でもポップアップを開催した。
「全国各地に、遊びに行くと宿までアテンドしてもらえるような環境が増えていて。
本当に周りのサポートで、自分たちでも思っていた以上にRootyの名前が走っているような気がしていて。
そのおかげで、もっといろいろなことをやろうというメンバーの意思が固まりましたね。
今の環境は自分たちだけでは作れなかったので、周りには
とても感謝しています」。
彼女たちが目指す場所
彼女たちが出会い、仕事終わりや週末までのほとんどの時間を一緒に過ごしてきた渋谷という街。
Rooty Toot Tootsにとって渋谷とは?
「めちゃくちゃ思い出があって、嫌いだけど好きな街。
正直、私たちは自然のある田舎が好きなので、友だちみんながいるから会いに行く場所だと思っていて。
この街に溶け込みたくはないけど、やっぱり渋谷に着くと落ち着いてしまう。
それと、海外のアーティストやデザイナーが来日する
となったら、やっぱり1度は渋谷にくるじゃないですか。
そのおかげで、渋谷にいる私たちも他の国と繋がることができる。
この感じって、渋谷独特なのかなと。そういう意味では、
刺激的な街でもありますね」。
渋谷ではじまり、国内各地にコミュニティを広げていく彼女たちがこの先に目指す場所。
「みんなでずっと言っている目標は、海外にポップアップでも、音楽イベントでも何かしらのかたちで行きたいよね、
ということですね。
ニューヨークだったり、世界中からも私たちに会いに来てくれる人に、今度は私たちが会いに行きたい。
そうなる未来を考えると、これからがすごく楽しみです」。
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