TIMB’S FAM| LAUNDRY

2024/04/26 TIMB'S FAM


東京・幡ヶ谷の一角で『LAUNDRY』を営む福田健太郎。
コインランドリーだった場所を改装したというこのショップは
何種類ものコーヒーやクラフトビールを楽しめるだけでなく、ヴィンテージの服を中心にアパレルアイテムも展開する。


店内では、ケニア、コロンビア、ルワンダ、ボリビア、
ブレンド……10種類以上の豆を使ったハンドドリップコーヒーを楽しむことができる。
店で使用しているコーヒー豆は東京の「ONIBUS COFFEE」と、盛岡の「NAGASAWA COFFEE」で焙煎してもらっている。

最近では、日曜日限定で西洋の伝統料理 ファラフェルがフードメニューとして追加された。
お酒にもぴったりな、オリジナルのファラフェルを楽しむことができる。

福田氏は「洋服以外は全て初めてなんで、クオリティを担保できるまでにめちゃくちゃ時間がかかりました。
コーヒーは、4ヶ月ぐらい修行して。2ヶ月ぐらいあればドリップはできるようになるんですよ。
でも、スチームが結構難しくて」と当時を振り返る。



好きなものでオリジナルでありたい

福田氏がこのお店をオープンしたのは、2022年5月。
きっかけは、2007年に始めたファッションブランド(GOOD OL’)の運営状態が関係していたと言う。
奔走していた中で世界中がコロナ禍となったため、福田氏は新たにBtoCでの事業を始めることを決めた。

GOOD OL’と同時に立ち上げたキャンプギアの収納袋を展開するブランド(wonton)では、ECでの販売を中心に運営した。
一方で「Laundry」は、今まで経験のなかった店舗運営にも挑戦するべく実験的にスタートをした。

当時を懐かしみながら福田氏は、
「そのとき、アパレル業界に疲れてしまっていて。だったら、ずっとコーヒーが好きだったし洋服関係なく、
老若男女さまざまな人に会ってみようと。 普通のコーヒー屋をやるのもなんだし、この場所も駅から近いわけではないし。
じゃあ洋服もちょっとやるかみたいな。だったら、オリジナリティもないとな、という感じでこのお店が始まりました」と教えてくれた。



お客様と楽しめる空間を

もともとあった装飾をすべて外し、躯体だけの状態が特徴的なLaundry。
この内装は、“すべてのお客さんと対等に喋ることができる”というお店のコンセプトに基づいている。

そのコンセプトを掲げるのは、実験的な店舗であるがゆえの理由があるようだ。

「飲食、もしくはお店あるあるなのか、オープンすると絶対にクレームが来るらしくて。
新しいものをよく思わない人がどの場所にもいるというか。
なので、お客さんと対等な立場を保つには、僕もいつでも辞めるつもりがあるという立ち位置が重要だと思ったんです」と言う。



コンセプトとは別に、このお店には福田氏らしい遊び心を感じさせるインスピレーション源もある。
それは、昔仕事でおとずれたというアメリカの西海岸にある寿司屋だ。

「そのとき、サンフランシスコあたりですごく寿司が食べたいねとなって」と、
ようやく探して行った寿司屋だったが、現地では人気のあるお店だったらしく、到着時は数組待ち。
だが、代わりにお酒などが楽しめる“ウェイテングルーム”が併設されていた。

「長時間ドライブして、話したいことがいっぱいあるわけよ。そうなると、
すごく寿司が食べたいと思っていたにも関わらず、結局一番盛り上がってしまうのがウェイティングルームで」。

そんな経験から『Laundry』も、その日の目的地に行く前にフラッと立ち寄れて、
一番楽しめるようなお店を目指し、日々おいしいコーヒーを提供している。



店舗情報



LAUNDRY


〒151-0071 東京都渋谷区本町6丁目37−10

Tel:03-6452-3462
Instagram : @laundry_koffiehuis




LAUNDRY

〒151-0071 東京都渋谷区本町6丁目37−10

Tel:03-6452-3462
Instagram : @laundry_koffiehuis





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